皮膚がんの一種で致死率が最も高い悪性黒色腫 メラノーマの発生を抑制するワクチンの臨床試験で非常に良好な結果が発表された。2年前から臨床試験に参加している女性患者に話を聞くと、将来の不安が軽減されたと言っている。世界中で臨床試験に参加した患者は1000人。アメリカのモデルナ社とメルク社が共同開発している「メッセンジャーRNA」技術を用いたワクチンだ。予防ワクチンではなく患者を対象にしたワクチンで、患者ごとのがん細胞と血液から固有の遺伝子の変異を解析し実験され、免疫システムにがん細胞を攻撃するよう指示する。臨床試験に参加した患者の82%ががんを再発しなかった。フランスでワクチンが使われるようになるまであと最低2年はかかる。10万ユーロを超える高額な治療費が大きなネックになっている。
