15人と個別に会談した石破首相は、1日に14人と会談。会談を重ね関係強化を図りたい考え。佳子夫人も各国の首脳らの配偶者と交流を深めた。また、各国の首脳らと民間企業が参加する官民ビジネス対話では、石破首相は今回打ち出した、インドから中東、アフリカにかけての一体を新たな経済圏と位置づける構想「インド洋・アフリカ経済圏イニシアチブ」でアフリカと周辺地域との連結性を高めていくと説明、その上で、鉱物資源の輸送ルートとなるナカラ回廊と呼ばれる地域の港や道路などのインフラ整備を進めることなどにより、国境を越えた物流を強化し周辺地域も含め産業振興をはかっていく方針を示した。さらに言及したのはAIで、AIをテーマにしたシンポジウムも開かれ、AIの活用で言語の壁を乗り越えられることへの期待などが出された。今回のTICAD、日本政府は今後3年間にAI分野で3万人の人材を育成する方針を示している。TICADはきょう閉幕。