軍事侵攻の続くロシアで今、急成長しているアパレルブランドがある。そのブランドは「プーチンチームロシア」。設立から4年でロシア全土で店舗を構え海外出張も予定している。このブランドは全てロシア国内で生産、価格は高価格帯となっている。広告には国民に人気の五輪の金メダリストを起用。ロシア全土に約40店舗構え、これまでの売り上げは約40億円にのぼる。ブランドを立ち上げたきっかけはプーチン政権が国内産業の強化を掲げたことだった。政府と一緒に商品開発を行い国を象徴するブランドにしようと異例とも入れる大統領の名前をつけた。欧米・日本のブランドが相次ぎ撤退したことで空き店舗ができた都市部の人気ショッピングモールに相次いで出店。先月のプーチン大統領の支持率は85%と国内支持率は高いままだ。メーカーではネット販売も開始。中国やインドなど、海外展開の計画もある。
一方で軍事侵攻を続ける大統領の名前のついたブランドへの拒否感も広がっている。ウクライナの隣国・モルドバは強い影響力を持ってきたロシアと距離を置き、欧米と関係を強化している。ロシアを支持する議員がこのブランドのTシャツを着たことが物議を醸す事態にもなった。メーカーでは、ブランドがプーチン大統領を支持する人々の価値観の象徴になりつつあると主張する。
一方で軍事侵攻を続ける大統領の名前のついたブランドへの拒否感も広がっている。ウクライナの隣国・モルドバは強い影響力を持ってきたロシアと距離を置き、欧米と関係を強化している。ロシアを支持する議員がこのブランドのTシャツを着たことが物議を醸す事態にもなった。メーカーでは、ブランドがプーチン大統領を支持する人々の価値観の象徴になりつつあると主張する。