南米・ガイアナのアリ大統領は3日、国民に「恐れることは何もないと保証したい」などと述べ、国境警備を強化したと述べた。その理由は、ベネズエラで行われた国民投票。ベネズエラでは、ガイアナの一部地域を自国の領土と主張する案などへの賛否を問う国民投票が行われた。その結果、97%以上が賛成となりマドゥロ大統領も「この勝利は国民のものだ」と述べていた。一方当日の投票所は閑散としていたと話す市民もいる。ベネズエラが領有権を主張する地域は、約16万平方キロメートルあり、ガイアナ国土の7割にも及ぶ。この地域の沖合で2015年に海底油田が発見されたこともあり、マドゥロ政権は「自国の領土」だと主張を展開していた。