音楽ライブの市場規模が去年、4757億円と過去最高を更新した。ことし、結成35周年を迎えたLUNA SEAは東京ドームや日本武道館などで、数々のライブを行ってきた。音楽ライターや音響の専門家を前に披露したのは、去年5月に都内で行ったライブ。録音した音源を流すのではなく、無人の楽器が生の音を奏でるのが特徴。この技術を開発したのは、静岡・浜松市にある楽器メーカー。開発を始めて8年。今ではドラムやチェロなど、さまざまな楽器で演奏を再現できるようになった。この技術の開発のきっかけとなったのは、柘植さんが高校時代に見に行った「BLANKEY JET CITY」の解散ライブで、熱量がものすごかったという。技術者として会場の臨場感を再現できないかと考え、この技術に関心を持ったのがLUNA SEA・SUGIZOさんだった。5年前から演奏者の立場で柘植さんに助言を続け技術の精度を上げることに貢献してきた。SUGIZOさんは「新しい技術をもっと大きい場所で成功できるところまで導いてほしい」などと話した。