日本時間午前3時頃から始まった卓球女子団体・準決勝。世界ランク2位の日本は5位のドイツと対戦。団体戦は1試合目がダブルス、2試合目以降はシングルスで先に3試合をとれば勝利となる。まずダブルスに登場したのは左腕を痛めている早田ひなと平野美宇の同学年ペア。第1ゲームでは、見事な連携でチャンスを作り早田が仕留めるなどし、迎えたマッチポイントでも早田が相手のショットを返して第1ゲームを取る。その後2-1と日本リードであと1つとれば勝利となる第4ゲームでは、難しいボールに平野が反応しポイントを奪うなどし3-1で勝利した日本が第1試合をものにする。続く第2試合のシングルスにはここまで負け無しの16歳・張本美和が登場。ドイツの18歳・カウフマンの勢いに押され、第2試合のシングルスはストレートで敗れ日本はドイツに追いつかれる。第3試合、日本は平野美宇が登場。平野は第1ゲームを先取すると第2ゲームも連取。勝利に王手をかけると勢い止まらずそのままストレート勝ち。迎えた第4試合。この試合に勝利すれば決勝進出が決まる一戦。日本は第2試合を惜しくも落とした張本美和が再び登場。激しいラリーを制すなど2ゲームを練習した張本。そして第3試合では圧巻のプレーをみせる。なんと相手に1点も与えず10連続ポイントを奪うと、11-0で雪辱の勝利。日本が3-1でドイツを下し、2大会連続の決勝進出を決めた。張本選手は「今はホッとしているだけ。1試合目で負けた時は切り替えれるかすごく苦しくて…それでももう1試合あるんだと思って乗り切れたので良かった」、平野選手は「3試合目は1-1だったんですが、準決勝はこういうものが普通だと思うので、ここで自分が絶対とるという気持ちをもってできたのが良かった」などとコメントした。