日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー・USスチールの買収計画を巡り米国政府の対米外国投資委員会の審査が焦点となる中、大手商社などで作る日本貿易会の安永竜夫会長は定例の記者会見で日米両政府による対話の重要性を強調した。日本製鉄はUSスチールを買収することで両社で合意していて、米国政府の対米外国投資委員会が進める審査の行方が焦点になっている。これについて日本貿易会の安永竜夫会長は定例の記者会見で「日本企業は米国への投資で現地で生産を行い雇用を生み出すなど経済発展に貢献している。何よりも公明正大なルールで公正な審査が行われることを求めたい」と述べた。そのうえで日米両政府による対話の重要性を強調した。