2025年7月12日放送 11:55 - 13:30 日本テレビ

サタデーLIVE ニュース ジグザグ
▽トランプ関税で支出10万円増?

出演者
林マオ 小澤征悦 橋本雅之 高岡達之 足立夏保 吉積夏帆 
今週の注目ニュース5選
月曜”学歴詐称疑惑”市長「再び立候補」

静岡県伊東市の田久保真紀市長。市の広報誌にも記された「東洋大学法学部卒業」という学歴を偽っている疑惑が浮上。広報誌などの記載は「事実に反する」と認めた。田久保市長は市議会議長らに卒業証書を確認してもらったという。チラ見せ卒業証書は本物なのか。卒業証書だとする文書などを上申書とともに検察に提出する。

火曜 石破首相に”トランプ砲”関税25%

アメリカ・トランプ大統領が各国に対する書簡を公表。新たな関税率を通知した。「石破茂」「親愛なる総理大臣殿」、日本にとって厳しい関税率をつきつけられた。私たちの暮らしの負担はどれだけ増えるのか、専門家と徹底考論。

水曜「運のいいことに地震」政治家の失言

自民党・鶴保庸介参議院議員が失言について謝罪した。参院選の候補者を応援する集会で地方の人口減少対策につながる2地域居住について自説を述べた際、「運のいいことに能登半島地震があった」と発言。能登の被災者からは怒りの声が。

政治家の失言は他にも。新潟県上越市の中川幹太市長は兵庫県三田市や三田市民に対し、頭を下げた。中川市長は三田市のコメについて「まずい」などと発言。

木曜 マンホール”爆発”関東で大雨

おととい横浜市でマンホールから水が吹き出し爆発。道路がめくれ上がり、周囲に飛び散った。この日関東各地では記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。被害が出た現場はいま、このあと中継で最新情報を伝える。

金曜「バーキン」14億円 日本企業が落札

10日、フランス・パリのオークション会場で出品された高級ブランド・エルメス「バーキン」の原型モデル。俳優・歌手・ジェーン・バーキンが使用したもの。落札額は約14億7000万円。落札したのは中古ブランド品を扱う日本企業で、美術館などで展示する予定。

コメンテーターの紹介

オープニングの挨拶。コメンテーターの紹介。政治家の失言が相次いでいることについて金子恵美が「上越市長に関しては新潟のコメはおいしいと言いたいがためにほかの地域を落とす必要もないし、何より全ての産地の生産者に失礼」、伊東市・田久保市長の学歴を巡る騒動について大門小百合が「除籍なのに卒業証書がある。よく分からない」などとコメントした。

NEWS
8日間のモンゴル訪問 天皇皇后両陛下 願われたこと

今週モンゴルを訪問されている天皇皇后両陛下。あす8日間の滞在を終えて帰国される。きのうはスポーツの祭典「ナーダム」の開会式に出席。皇后さまが驚いた表情を見せられる場面も。火曜日には首都・ウランバートルの広場に姿を見せられ、フレルスフ大統領が出迎えた。街全体は歓迎ムードとなり、国旗とともに両陛下の大きな写真も掲げられた。おとといには日本で教育制度を学んだモンゴル人らが設立し、日本式の教育を取り入れた学校を陛下が訪問された。東京・両国のレストラン・ウランバートルでは羊を使ったモンゴルの伝統的な料理を堪能できる。店に来ていた男性は新モンゴル学園の卒業生。オーナー・白馬毅は元力士で、28歳で引退。母親のレストランを引き継いだ。日本とモンゴル、陛下が願われる両国の未来とは。

交流 両陛下 モンゴル訪問の思い

モンゴルを公式訪問されている天皇皇后両陛下。第二次世界大戦後、モンゴルで抑留中に命を落とした人たちの慰霊碑を訪問された。1945年8月15日に終戦を迎えたはずだった第二次世界大戦。57万人以上の日本人が旧ソ連の捕虜となった。シベリアなどで労働力として抑留されるなか、約1万4000人はモンゴルに移送。抑留者たちは都市の建設などの強制労働をさせられ約2000人が命を落とした。鈴木富佐江は8歳のとき、戦地へ向かった父親がモンゴルに抑留。肺結核を患い亡くなった。陛下に直接これまでの自身の思い、感謝を伝えた。その日の夜にはモンゴル大統領夫妻主催の晩餐会が開かれ、陛下はモンゴル語で乾杯の発声を行ったあとビオラを手にされステージへ。モンゴルの伝統楽器「馬頭琴」の国立楽団と共に「浜辺の歌」などを演奏された。陛下は「今後両国の架け橋となる若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、広大な土地にまかれた協力の種が多くの花を咲かせてほしいと思います」と述べられた。

交流 両陛下 モンゴル訪問の思い/速報 両陛下 モンゴルで「競馬」観戦

両陛下は大統領夫妻のテント「ゲル」で一番勢いがあると言われる5歳馬が走るレースを観戦される。きょうでモンゴル公式訪問の全日程は終了し、両陛下はあす帰国の途につかれる。

中継 局地的大雨 都内で浸水被害

東京都目黒区から中継。目黒区と世田谷区の境目にある住宅街。おととい猛烈な雨が襲い一帯が冠水。雨水の排水が追いつかず内水氾濫が起きた可能性がある。一部の家屋が浸水被害に遭った。目黒区によると20軒以上の床上浸水の被害報告があった。横浜市ではマンホールが吹き飛んだ。警察などによると飛び散ったアスファルトなどが車のフロントガラスを割り、親子2人が軽傷を負った。原因はエアーハンマー現象とみられる。エアーハンマー現象を再現した実験映像では大量の雨水が下水道管に流れ込み水位が急上昇すると行き場をなくした空気が圧縮され、空気がマンホールのふたを押し上げて水が吹き出す様子が確認できる。去年8月には新宿駅前でもエアーハンマー現象でマンホールのふたが吹き飛ぶ被害が発生。専門家は「いつどこで起きてもおかしくない」とした上で「古いマンホールを空気を逃しやすい構造のものに交換することが急務」と指摘している。東京都下水道局によると東京23区の8割で雨水と汚水を同じ下水道管で集めている。「大雨が降った際には生活排水を控えることがエアーハンマー現象発生のリスクを下げることにつながる」としている。

警戒 ゲリラ豪雨 どう備える?

きょうは西日本を中心に、あすは東日本も含めて急な雨や雷雨に注意が必要。暗い雲が近づいてきたり雷の音が聞こえるなどしたら天気急変のサイン。気象庁のHPでは雨雲レーダーを見ることができる。天気が急変したら、屋外にいる場合は頑丈な建物に避難。車は無理な走行を控える。アンダーパス、低い土地の浸水にも注意が必要。高岡達之が「埼玉で大変な陥没があった。地面の下の水道は国のお金で考えないといけないのではないか。こういうことも選挙の間にどこかの党が言わないかと思って見ている」などとコメントした。

トランプ氏”感情”を独自分析 関税25%暮らしにどう影響?

日本に25%の関税をつきつけたアメリカ・トランプ大統領。石破総理は「なめられてたまるか」と関税交渉をめぐり妥協しない考えを示した。8日、トランプ大統領はSNSで石破総理宛ての書簡を公開、「来月1日から日本に対して25%の関税を課す」と発表。ことし4月、各国へ相互関税の導入を表明したトランプ大統領。日本に対しては24%。2週間後には交渉役として赤沢経済再生担当大臣がトランプ大統領と面会。これまで7回、措置の見直しを求め訪米。今回つきつけられたのは25%。関税25%が日本に及ぼす影響はどんなものなのか。野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト・木内登英は「非常に悪いシナリオとしてはリーマンショックのように大幅な景気の悪化が起こって大きな経済的ショックにつながる」などと話した。来月1日まで延長戦となった関税交渉。アメリカ政治、外交の専門家は「強硬姿勢の裏には苛立ちがある」と指摘する。

東京・豊島区のESジャパンでは独自の専用ソフトを用いて人の声から様々な感情を20種類ほどに分別し、数値化。感情を可視化できる。日米の関税交渉におけるトランプ大統領の発言を解析。トランプ大統領が追加関税を表明した際の音声、各国への猶予として90日間関税を一時停止し、記者から理由を問われた際の音声を解析。2つ目は1つ目と比べるとエネルギー、自信、感情の値が低下。表明から約3か月後、交渉の先が見えない今月1日の音声では自信は失われ、特にエネルギーの値はほぼゼロに。不安とストレスがマックスという結果になった。上智大学・前嶋和弘教授は「日本はまず叩いて徹底的に有利なものを作っておいて、他の国も交渉しようと思ったら日本が全然折れていない。他の国との交渉も進んでいない。相互関税も先延ばし。だからイライラが大きい」などと話した。交渉の期限は来月1日。

ジグザグ考論
関税25% 景気・暮らしにどう影響?”延長戦”対米交渉に勝算は/関税25% 景気・暮らしにどう影響?”延長戦”対米交渉に勝算は/関税25% 暮らし・景気に大打撃?待ち受ける「最悪のシナリオ」

テーマ「迫るトランプ関税25%。どうなる暮らしの“負担”」。現代アメリカの政治、外交が専門の上智大学・前嶋和弘教授、経営評論家・坂口孝則を紹介した。アメリカ政府は来月1日から25%の関税を課すことを発表。今月19日、ベッセント財務長官が万博のアメリカナショナルデーにあわせて来日。赤沢経済再生担当大臣との関税協議を行う方向で調整。日本政府の関税交渉は何点?、前嶋教授「45点」、坂口「50点」。前嶋教授が「大学の教員としては60点以上が単位が出る。何も決まっていないのでそれ以下」、坂口が「赤沢さんや石破さんの代わりに誰がやってもそんなに結果は変わらなかったのではないか」、金子が「政府筋から聞くと参議院選挙もあるので先方に伝えていた。関係性がない中で参議院選挙があるのでと言ったらある意味弱みをさらけ出している中で、トランプさんにとって納得いくような代替案も出さなければ足もとを見られ、政権にとっては最悪なタイミングに出された、袖にされたところがある」などとコメントした。

坂口が「アメリカ・トランプさんの支持基盤、自動車や鉄鋼は絶対譲れず、こちらも妥協案を提示しようとしても選挙前だったから農作物など妥協できなかった」、高岡が「日本自動車工業会は550万人車に関わっているという。車を守るためにそれ以外の産業、特に農業で何か取引にされないか」、金子が「この関税のタイミングで『いいなりにはならない』みたいなああいう態度をとることは関税の話を進めていく上でマイナスな態度を示した」、前嶋が「トランプ政権の外交チーム、安全保障チームは中国に厳しい。親分が中国政府、習近平さんと話をしてしまうことはある。“TACO”待ち。トランプはいつも最後はビビる。市場が消費者心理が揺れたらトランプが先送りする。まだビビっていない」などとコメントした。

懸念 暮らし・景気…どう影響?「関税25%」迫る8月の期限

今週開かれた国内最大級の製造業の展示会「ものづくりワールド東京」(千葉市)。アメリカに製品を輸出している企業に聞くとトランプ関税で価格が割高になることを懸念。アジアに進出する企業もトランプ関税の影響を心配する。おととい東南アジア・ラオスへの投資を促すフォーラムが大阪市で開かれた。ラオスにトランプ大統領はアジアで最も高い、関税40%をかけるとしている。

関税25% 景気・暮らしに大打撃?待ち受ける「最悪のシナリオ」

関税25%で引き起こされる最悪のシナリオは、前嶋「世界トランプ恐慌」、坂口「世帯あたり年間約10万円負担増」。大門が「象徴的なものを渡すことも考えないといけない。そして実をとるというような戦略を持ってやるのがいい」、高岡が「孫正義さん、日本スチール、大統領の横に並んでよくやってくれたという成功例を2つ見ている」、金子が「政治はどんな関税がきたとしても関連企業、影響が出る企業、産業に対してサポートすることは考えているので自動車だけじゃないところをもっと攻めていくべき」、小澤が「日本、韓国は25%で止まっているという考え方もできる。世界から見て日本がどこの位置に置かれているのか、ビジネスとしてトランプさんと向き合えばいい方向に向かうのではないか」などとコメントした。

一滴
コーナーオープニング

台湾でも、ブラジルでも、韓国で出会ったダウン症の画家・チョンウネ。個性的な似顔絵で世界から注目される一方、自分の価値は何なのか悩んだ過去も。ウネ画伯の口癖に私たちが幸せに生きるためのヒントが。

密着 世界で活躍 韓国の似顔絵画家 口癖に”幸せに生きる”ヒント

韓国で暮らすダウン症の似顔絵画家・チョンウネ。3年前韓国ドラマ「私たちのブルース」に出演してダウン症の画家を演じたことで注目を集め、世界でも活躍。口癖は「ぶさいくな人はいない」。名画をモチーフにした絵を描くことに夢中。ゴッホの自画像も。ウネが暮らすのはソウル郊外。この街にあるアトリエが活動拠点。アトリエは母・チャンチャヒョンシルが設立し、知的障害のある画家30人ほどが在籍。「なぜ私には生まれた時から障害があるのか」、ウネは大人になっても自分の価値を見いだせずにいた。一番つらかったのは人々からの冷たい視線。20歳のころ人から見られることを恐れるようになり、自分の部屋にひきこもるようになった。母は子育ての記憶をもとに飛び出す絵本を作っていた。22歳のころ初めて描いた似顔絵。母に才能を見出され、ウネの人生は大きく変わる。両親に連れられた先は河川敷のフリーマーケット。道行く人の似顔絵を描き続けた。人と関わることで自分の価値を見出した。

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