先月30日、トランプ大統領がアメリカ鉄鋼大手・USスチールの工場で演説した。日本製鉄による投資は140億ドル(2兆円)にのぼるとし、「アメリカの鉄鋼産業史上最大のものになるだろう」と歓迎した。日本製鉄による買収計画について集会後、トランプ大統領は記者団に対し、現時点では承認していないことを明らかにした。一方、演説では追加関税にも言及。鉄鋼への追加関税を25%から50%に倍増し、輸入品に高関税を課して自国での生産拡大を促す構えを明らかにした。政権の看板政策トランプ関税をめぐり法廷闘争が勃発している。