日韓関係に詳しい複数の関係者によると、韓国政府は次期駐日大使に韓国外務省傘下のシンクタンク・国立外交院でトップを務めるパクチョルヒ院長を起用することを決めたという。パク氏は61歳。ソウル大学の国際大学院長などを歴任して、長年、日本政治についての研究に携わり、日本の政界にも精通した専門家として知られている。おととしの大統領選挙では、外交政策のアドバイザーとしてユンソンニョル陣営に加わり、大統領が就任を控えて日本に派遣した代表団の一員も務め、去年3月から国立外交院長を務めている。韓国の複数のメディアも、パク氏の駐日大使起用が内定したと報じていて、日韓国交正常化から来年で60年となる節目に合わせて、未来志向の両国関係を築く役割を担うという見方を伝えている。