NATO(北大西洋条約機構)・ルッテ事務総長は北朝鮮の部隊が、ロシア西部・クルスクに配置されたのを確認したと明らかにした。北朝鮮兵士のロシアへの部隊派遣について、韓国政府代表団から説明を受けたルッテ事務総長は会見で、ロシアと北朝鮮の連携に懸念を示し、「直ちに中止するよう求める」と要求した。ロシア側の戦死傷者が60万人以上に達し、「外国からの支援なしにウクライナへの攻撃を維持できなくなっている」と強調した。一方、韓国・尹錫悦大統領は28日、EU(ヨーロッパ連合)・フォンデアライエン委員長と電話会談し、北朝鮮兵士のウクライナでの投入が、「予想より早く行われる可能性があり、厳しい状況だ」と述べた。