アメリカのルビオ国務長官は17日、サウジアラビア・リヤドに到着した。ウクライナでの戦闘終結に向けた道筋のほか、首脳会談開催についてもロシア側と協議する見通し。ロシア側も17日夜にリヤドに入り、ラブロフ外相に同行しているウシャコフ大統領補佐官は空港で記者団に「アメリカとの関係修復が主な目的だ」と述べた。ウクライナ抜きの動きを警戒しているゼレンスキー大統領は17日、改めて「ウクライナ抜きで決められたいかなる合意も受け入れない」と強くけん制している。こうしたなかパリでは17日、ヨーロッパの主要国の首脳が緊急会合を開き対応を協議した。ウクライナの安全を守るため連携していくことを確認したが、浮上している停戦後の平和維持部隊の派遣をめぐっては対応が割れている。イギリスやフランスは平和維持部隊の派遣に前向きな考えを示しているが、ドイツやポーランドなどは現段階では慎重な姿勢を崩していない。