48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めたバスケット日本代表を振り返る。今年9月、日本中が歓喜に包まれたW杯。大会前、今大会日本唯一のNBAプレイヤー渡邊雄太選手が並々ならない決意を告白した。世界大会で17年間勝利がなかった日本、今大会も格上が揃うグループに入り苦戦が予想されていた。初戦はドイツ。前半はドイツに圧倒され20点差をつけられるも、代表引退をかけて挑んだ渡邊選手がチーム最多20得点をマーク。ドイツに敗れるも後半は互角の勝負を演じた。2戦目のフィンランド戦ではマルカネ選手の圧倒的な高さに苦しみ第3クォーター終盤で最大18点差をつけられたがホーバス監督の「18点差までは大丈夫かな」との言葉通り最年少の2人が躍動。富永啓生選手がディープスリーで流れを引き寄せると河村勇輝選手のスリーポイントなど連続得点で2点差に。河村選手は25得点をマーク、日本は18点差から大逆転で世界大会17年ぶりの勝利をおさめた。3戦目はオーストラリア相手に敗れ順位決定戦へ。2試合連勝で自力でのオリンピック出場が決定する。ベネズエラ戦では序盤、渡邊選手や富永選手らが試合を牽引するが、徐々に話され残り8分で最大15点差のピンチを迎えたが、最年長の比江島慎選手の第4クォーターのみで17得点をマークするなどの活躍もあり日本は今大会2度目の逆転勝利した。