ラオスの首都ビエンチャンにあるCOPEビジターセンターは不発弾の被害を伝え啓発を行う施設。今回のラオス訪問の日程の中でも特に愛子さまが関心を示されていた場所の一つだった。初めての海外公務に臨まれている愛子さまは昨日晩餐会に出席、冒頭ラオス語で挨拶をされ、約50人の前で海外公務初のお言葉を述べられた。ラオス側の出席者の1人は、お言葉すべてがよかったと話したという。晩餐会の前にはラオスの伝統儀式バーシー・スークワンに臨まれた。2012年に天皇陛下がラオスを訪問された際にも行われたこの儀式、白い糸には健康・繁栄・旅の安全などの祈りが込められている。ラオス滞在3日目の今日、愛子さまがまず視察されたのは日本語を学ぶ中高一貫校。子どもたちの楽しそうな様子に愛子さまも笑みがこぼれた。先程訪問されたのは不発弾を啓発する施設のCOPEビジターセンター。ラオスはベトナム戦争中に2億7000万発もの爆弾が投下され、今も約8000万発が残るなど人口1人あたりで世界最大の不発弾汚染国と言われている。33歳のカンメンさんは約8年前に不発弾の被害で視力を失い、現在はマッサージ店を営んでいる。愛子さまは不発弾被害者の支援団体と私的に交流するなどし、日本でもこの問題を勉強してこられた。現在は天皇陛下も過去に訪問された、ラオス日本武道センターを訪れている。
