石破総理大臣は就任後、初めての外遊にのぞむため、ASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議が開かれるラオスに到着した。中国の影響力が増す中、ASEANなどとの連携を強化する。石破総理は法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化を訴えたい考え。ラオスでは、ASEAN首脳との会議のほか、ASEANに日本と中国・韓国を加えた会議にも出席する予定。会議では、中国がフィリピンなどと領有権を争う南シナ海の問題や核ミサイルの開発を続ける北朝鮮の情勢などをめぐり、意見が交わされる見通し。中国・李強首相や韓国・尹錫悦大統領との就任後初めてとなる対面での会談も予定されている。