- 出演者
- 洋輔 早川ユミ
山岳少数民族の誇りがつまっているものを紹介する。布作家の早川ユミさんと洋輔さんの2人が紹介する手芸で巡る世界旅。東南アジアの山岳地帯。いまも独自の文化を守る山岳少数民族が暮らす。コインやビーズ帽子を装飾するアカ族など。早川さんは、26歳で山岳民族に出会った。民族衣装の虜になった。山岳少数民族のシャツとパンツの作り方を紹介するという。
早川さんは高知からやってきたという。畑仕事や、お茶を摘んでいるという早川さん。高知の山里で暮らしているという。自給自足の生活だ。畑では野菜や果樹を育てている。山岳少数民族の自然に根ざした営みに、魅せられて以来、40年以上、こうした暮らしをしている。民族衣装を普段着にしているという。旅先で出会った布や衣装を持ち帰り、それをヒントにした服造りをしている。スタジオには山岳少数民族のカバンや衣服が並ぶ。カレン族のシャツを紹介するという。カレン族はミャンマーやタイやラオスに住む。作るときには自分らしさを込めるのがいいという。
カレン族のシャツの作り方を解説する。表布は木綿地。60×100cm。5番ししゅう糸。ポリエステルミシン糸60番は布地の色目にちかいもの。身ごろを中表にあわせ両端30センチを縫う。縫い代を三つ折りにして端にステッチ。身ごろを肩から中表に折り、そで口をあけてわきを縫う。そで口、わき、スリットあきの縫い代を三つ折りにしてステッチ。縫い目は曲がっても大丈夫。楽しんで作ることが大事。シャツの出来上がり。
宝貝は魔除けや民族の象徴となっているという。自分のアイデンティティを胸元につけていいとのこと。かがり縫いをして、あとは自由に縫っていいという。カレン族のひとたちは自分たちのアイデンティティをシャツの中にあらわしているとのこと。自分のありようを出しているのが素敵だと早川さんがいう。
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- 宝貝
山岳少数民族に出会ったきっかけはタイ人の友達の生まれた村に連れて行ってもらったこと。ゾウに乗ってたどり着いた村で見た光景が忘れられず、何もないけど豊かだと感じたという。出会った中から特徴的な民族を紹介。自然の中に生きる、数珠玉の飾り アカ族。アカ族はコインやビーズなどで豪華な装飾をした帽子が特徴の民族。帽子の飾りには結婚しているかどうかや身に着ける人の暮らしぶりがよく映し出されるものになっている。年を重ねると飾りつけが増えていく。装着したまま夜も寝るので驚いたという。
カラフルな刺しゅうが織りなすモン族。モン族は標高約2000mの山々に美しい棚田を築いて暮らしている。モン族は刺しゅうが特徴的な民族。子どもたちが自分の衣服を母親に習って自分で作る習慣があるので、家の前で座って刺しゅうをしている姿が村ではよく見られる。この服が普段着なので田植えもこの格好のまま。
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- モン族
シンプルで楚々とした佇まいレンテン族。レンテンは藍染めという意味。日本の藍色とは違い、ほとんど黒に近いような色。綿を紡いで糸にするところからはじめ、折ってから折った布を染める。多くの山岳少数民族がカラフルなのに比べ、レンテン族は楚々とした美しさが特徴的。最近はモン族や近くの周辺の山岳少数民族からも藍染めの依頼が来るそう。
リス族のパンツの作り方を紹介。まず大きな布を用意し、両サイドを20cm折り、斜めに中表に折っていく。裾から腰にかけて折伏せ縫いを行っていき、22cmの切り込みをウエストの脇に入れていき、縁取り布も縫い付けていく。最初と最後に返し縫いを行うことが大切。縁取り布で縫い代をくるみ、縁取り幅は1.5cmに整えてステッチを行う。縁取り布を縫い付けたらウエストベルトはパンツのウエストの裏面にウエストベルトの表面を縫い合わせ、端1cmをパンツの表面側に折って縫うのがポイント。縫い終わったらウエストベルトを表に返して縫い代をウエストベルトでくるみ、約2.5cm幅に折ってステッチをかけていく。紐を作ってウエストベルトの両端に縫えばウエストベルトの完成となる。5番刺しゅう糸で裾の始末と飾りの並縫いを行うことで完成となる。
洋輔さんは無駄のない形と振り返り、早川さんは最初にこの形を考えた人は素晴らしいと話した。早川さんにとって民族衣装は手仕事の豊かさを教えてくれる、色使いのワクワクもあるなど山岳少数民族の生き方の素晴らしさを知ることが出来ると話した。
洋輔さんは視聴者から贈られた茶道教室の割烹着を紹介。ポケットや背中のタックなどのアレンジがあり、洋服の上から来て1年十活躍するのではないかと紹介された。毛塚千代さんのファンという視聴者による人形も紹介された。
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