ミャンマー各地で少数民族の武装勢力などと激しい戦闘を続けている国軍は、年齢制限を設けたうえで徴兵制を開始することを発表した。ミャンマー国軍は、「すべての国民は兵役に就かなければならない」などとした法律を10日から施行すると発表。対象は18歳以上の国民で、男性と女性それぞれに年齢の上限を設けている。役割によって2年か3年の兵役を課すとしているが、緊急事態には最長で5年まで延長することもあるという。徴兵制は2010年に導入が決まっていたものの、実施されていなかった。長引く少数民族武装勢力との戦闘などの影響で兵士らの投降が相次ぐなか、国軍は深刻な人手不足に陥っているという。