長崎スタジアムシティを手がけたジャパネットたかた本社を取材。ジャパネットたかた創業者・高田明さんは、独特の語り口によるテレビショッピングで、ジャパネットを一躍有名に。現在は代表の座を退き、ジャパネットの成長を見守っている。1986年、佐世保市にカメラ店として誕生したジャパネットたかた。その後、通販事業を始め、様々な商品を紹介してきたが、本社には記録的な販売数を達成したお礼にメーカーがゴールド仕様にして贈ってくれた商品を展示。どのように商品を決めているのか、実際の会議に潜入。シャワーヘッドのアピールポイントについて議論。通販バイヤーを中心に、番組制作スタッフ、MCとメーカー担当者などが参加。会議を何度も重ねて、テレビで紹介する商品が決定。高田さんは「メーカーのいい商品を、より皆さんによりよく、理解してもらう、そのお届け役。見つけて磨いて伝える。ジャパネットの方針」と語った。商品紹介の肝となるテレビスタジオを見学。通販MC・中島一成さんは、ジャパネットのテレビショッピングで20年以上、MCを務める。シューイチのスタジオには、出演者とスタッフ計25人。ジャパネットはMCとフロアスタッフのたった2人で運営。サブコントロールルームからカメラを操作する無人カメラで撮影。中島さんは「カンペがない。覚えている。早く伝えたいと思うと声が高くなるのは先代からの影響。大切なところはゆっくり、声のトーンを逆に落としてみたいなのは気をつけてる」と語った。中山秀征が初のテレビショッピングに挑戦した。年間2621億円を売り上げるジャパネットグループ。CMだけでなく、ほとんどが自社制作。折り込みチラシは年に50回〜60回発行。カタログ年に8回発行。ジャパネット注文の内訳:1位・紙、2位・WEB、3位・テレビ、4位・その他。ペーパーメディア企画制作・幡鉾貴朝さんは「カタログはこだわりが特に詰まってる」と語った。中でも2年連続「日本一売れたおせち」は、見開きを開くと、原寸サイズの写真が。細部までのこだわりが、結果につながっている。お客様からの注文や問い合わせに応対するコールセンターを訪問。電話は本社だけで150台。1日2万件の問い合わせ。いつでもつながる応対が良いコールセンターを目指し、外部委託を行わず自社で運営。オペレーターは、全国で約2000人が在籍。メーカー並みに商品の詳細を把握。オペレーターが応対中に確認できるよう常に商品サンプルを設置。中山秀征がコールセンターの受け付けを疑似体験した。