米国の大統領選挙からの撤退圧力が強まる中、バイデン大統領は19日、来週から選挙活動を再開する考えを示した。ワシントンポストによると、19日だけで新たに12人の民主党議員がバイデン大統領に選挙戦からの撤退を求めた。一日あたりの人数としては最も多く、これまでに撤退を求めた民主党議員は35人にのぼり、全議員の1割を超えた。米国メディアは近く撤退を決断する可能性があると報じているが、バイデン氏は19日、声明で「来週、選挙戦に戻るのが楽しみだ」と述べ、選挙戦を続けることを改めて強調した。バイデン氏は現在、新型コロナウイルスに感染し選挙活動を取りやめているが、ホワイトハウスは19日「症状はきのうより大幅に改善した」と発表した。