米国のラスベガスで開かれる世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」。世界各地から4500社以上が参加して、最新の技術や製品を展示する。7日の開幕に先立ち企業の発表が始まっていて、このうちトヨタ自動車は静岡県で建設を進めてきた実証都市「Woven City(ウーブンシティ)」で、ことし秋以降、一部の住民が入居しモビリティーの実証実験を始めることを公表した。会社はこの都市を巨大なテストコースと位置づけ、実際に人が暮らしながら自動運転車による人の移動や物流など、さまざまな実証実験を行う。豊田章男会長は記者会見で、「新しいアイデアで人々を幸せにする、それがウーブンシティを創った理由だ」と述べた。またソニーグループはホンダと共同出資する会社で開発している次世代EV電気自動車を、日本円で1400万円の価格から販売すると発表した。ソニーグループ・十時裕樹社長は、未来はワクワクする世界になると信じている、これからも人々の創造力を刺激し無限の感動を生み出していくと語っている。