先端半導体の国産化を目指すラピダスの事業に欠かせない最先端の装置、EUV露光装置が、北海道千歳市の工場に導入されることになり、きょう、記念の式典が開かれた。自動運転の機能や、AI人工知能などに欠かせない先端半導体の国産化を目指し設立されたラピダス。政府も巨額の公的支援を打ち出している。2027年ごろの量産化に向けて、北海道千歳市で工場の建設が進められていて、今月からEUV露光装置と呼ばれる最先端の装置の設置作業が始まった。EUV露光装置は、特殊な光で半導体の基板に微細な回路を焼き付ける装置で、世界で実用化されていない先端半導体の量産化を目指すラピダスには、欠かせない存在。ただ、同じクラスの半導体は、台湾のTSMCや韓国のサムスン電子、米国のインテルが来年から量産を始める計画で、ラピダスとしては、まずは来年4月に予定している試作ラインの稼働を軌道に乗せたい考え。