きょうのテーマは「トランプ2.0で激変する台湾ハイテク産業」について。台湾の半導体企業というとTSMCなど半導体のイメージが強い。TSMCの四半期業績推移グラフでは、売上高41.6%純利益は60.3%となった。他に台湾のハイテク企業で言うとEMSという業態。EMSはスマホやPCを組み立てブランドを持っている会社に供給する会社。このように台湾のハイテク企業は好調だが、トランプ氏再登板による影響はどうなのか?TSMCはほとんどの生産機能を台湾に持っている。台湾で集中して世界中にばら撒いたほうが効率が良かった。実は台湾からアメリカに直接輸出しているICは6.6%しかない。問題は鴻海が作る製品の生産拠点を中国以外にインドやベトナムなどに置いていること。しかしこれらの国々にもとてつもない関税がかかっているため、どこで何を作りどこに輸出すればいいのかというのが複雑化している。一番かんたんな方法はアメリカに工場を作ることだが、判断が難しいなどと解説した。