絵画部門には現代アーティスト・ソフィカルさんが選ばれた。写真と文字を組み合わせ、人生、日常を表現した斬新な作風で世界を魅了してきた。日本滞在中の失恋を題材にした作品は、日本でも大きな人気を集めている。彫刻部門には彫刻家・ドリスサルセドさんが選ばれた。内戦下で育った経験から、暴力、痛みをテーマに、家具、衣類を素材にして作品を制作。ナッシャー彫刻賞を受賞するなど、世界的評価を得ている。建築部門は建築家・坂茂さんが受賞。紙製の筒を使用した独創的な建築で、プリツカー賞を受賞。文化施設だけではなく、仮設住宅、シェルターを建設し、積極的に災害支援を行う行動する建築家。音楽部門はピアニスト・マリアジョアンピレシュさんが受賞。演奏家として国際的に活躍する一方、後進の育成、社会活動にも取り組んでいる。NHK教育番組でピアノ講師を務めたこともある親日家。演劇・映像部門は映画監督・アンリーさんが受賞。娯楽性と芸術性を両立させた多彩な作品で、2度のアカデミー賞監督賞など、数々の映画賞を受賞。日本映画からも大きな影響を受けたと話し、是枝裕和監督とは長い親交がある。
若手芸術家奨励制度には、インドネシア「コムニタスサリハラ芸術センター」が選ばれた。芸術家、ジャーナリストらの支援で設立されたインドネシア初の民間複合文化施設。表現と思想の自由を守る芸術活動を推進。扱う分野は音楽、演劇、哲学など多岐にわたり、新しい才能の発掘、育成を行っている。
若手芸術家奨励制度には、インドネシア「コムニタスサリハラ芸術センター」が選ばれた。芸術家、ジャーナリストらの支援で設立されたインドネシア初の民間複合文化施設。表現と思想の自由を守る芸術活動を推進。扱う分野は音楽、演劇、哲学など多岐にわたり、新しい才能の発掘、育成を行っている。