ベネチア市によると観光客の数は一昨年までの10年間で3割ほど増加。対照的に住民数は1割近く減少。理由の1つが観光客の増加による道路の混雑や物価高騰などと指摘されている。観光客を抑制しようとベネチア市はおととしから試験的に時期を区切って入場料を徴収。入場料は一律5ユーロで去年からは4日前までに予約しなかった場合2倍の10ユーロを徴収。今月最初の2日間だけで22万5000ユーロ、約4700万円を徴収。ベネチア生まれベネチア育ちのマッテオ・セッキさんは市が抱える問題に向かう団体の代表で市に意見書を出したり啓発イベント開催したりしている。住民が減ったため店や市場も減っている一方で観光業は市の財源の半分以上を占める主要産業。マッテオさんは「我々は観光業で生きているが同時にこの状況に苦しめられている」などと述べた。観光と住民の暮らしの両立をどのように進めるか、水の都では持続可能な観光の在り方が今問われている。
