各地で起きる異常気象は日本でも起こる可能性があるという。気象庁は「今月10日、今年の夏から秋にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が高まる見込み」と発表した。ラニーニャ現象が発生するとフィリピン沖の積乱雲が通常より発達し、その影響で夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が強まる傾向に。このため日本では夏の気温が平年より高くなり、猛暑になる可能性がある。ラニーニャ現象が発生した2020年には、8月に静岡県浜松市で日本歴代最高気温となる41.1度を観測した。気象庁は今年の夏について、全国的に平年より気温が高くなるとの見通しを発表している。