パリ五輪。病気から復帰し2大会ぶりに個人種目に出場する池江璃花子選手。池江選手が初めてオリンピックに出場した8年前のリオデジャネイロ大会。当時16歳の池江選手は、予選と準決勝でいずれも日本記録を更新した。さらに決勝でも日本新記録をマークし5位に入った。リオデジャネイロ大会の自分を超えるため、池江は去年秋からオーストラリアに拠点を移した。頼ったのは、病気の発症前に指導を受けたことがあるコーチだった。マイケル・ポールコーチは「かつて程の力強さはない」などと話した。かつての泳ぎを呼び覚まそうと厳しいトレーニングに向き合った。8年前より速いタイムで決勝に進出するため、パリで目指す池江選手は「自分の目標をクリアにするのを第1の目標にしていきたい」などと話した。