ブラジルで開かれていたG20(主要20か国)の財務相・中央銀行総裁会議は、日本時間の今朝閉幕し、世界経済は軟着陸する可能性が高まっているものの、戦争やインフレの長期化といったリスクがあるなどとする共同声明を採択した。G20の会議は2日間の議論を経て共同声明を採択し、世界経済についてソフトランディング(軟着陸)する可能性が高まっているものの、戦争や紛争をはじめ、高い金利につながるインフレの長期化といったリスクがあると指摘。そして、強固で持続的な成長に向けて政策を調整し意思疎通を続けると明記した。このほか国境を越えて活動するIT企業などに対し、国際的な課税ルールを早期に導入することを目指すとする「リオデジャネイロ宣言」も発表された。