優勝賞金1億9000万円、スペインの国王杯。準決勝はホーム&アウエー方式で行われる。レアル・ソシエダの相手は、選手の年俸の総額が370億円にも上るといわれるレアル・マドリード。ソシエダがホームで迎え撃った第1戦は1対0でレアルマドリードが勝利。第2戦、相手の本拠地に乗り込んだソシエダ。2戦合計3対2、ソシエダが勝ち越し。このプレーには久保選手の憧れ、メッシ選手との共通点が。久保選手が憧れるメッシといえば、一度ボールを持つと次々と相手をかわしていく天才的なドリブルが最大の武器だが、そのドリブルを警戒するあまり複数の相手選手がメッシに目線を集中するとフリーになった味方にパスを出し、アシストする。久保選手の場合も相手選手4人の目線が久保に集中。フリーになった味方にパスを出し、アシストした。その後、レアル・マドリードに逆転されるも、久保選手が抜け出しチャンス。フランス代表のカマヴィンガがたまらずファウル。すると、久保の獲得したフリーキックから、ソシエダがゴール。90分を戦い2戦合計4対4。延長戦に突入し3ゴールに絡んだ久保は途中交代。延長後半、レアルマドリードのヴィニシウス選手がファウルを受けると、飛び出してきた久保選手に対して相手のキャプテン、モドリッチ選手が首元をつかみブチギレ。本気になったレアル・マドリードに延長後半、決勝ゴールを奪われ敗れたソシエダ。スペインメディアの採点ではレアル・マドリードを追い詰めた久保選手が両チームで最高の評価を受けた。レアル・マドリード5-4レアル・ソシエダ。