トランプ大統領は2期目に入って初めての外国訪問先としてサウジアラビアを選んだ。13日、ムハンマド皇太子がトランプ氏を出迎えた。サウジアラビアは6000億ドルの対米投資を行うと約束した。今回の訪問には、イーロン・マスク氏やオープンAIのサム・アルトマンCEOらも同行。強引な関税政策で実りが得られない中、トランプ氏は成果を急いでいる。貿易戦争で一時休戦となった中国について、トランプ氏は、中国はアメリカに対しあらゆる分野で市場を開放すると合意したなどと発言。中国政府は14日午後0時1分から、アメリカ製品に課している報復関税を125%から10%引き下げると発表した。習近平国家主席は、13日のフォーラムで、中国企業による投資拡大などをアピールした。専門家は、アメリカの日本に対する要求は明白、早く政治的決着をつけて合意しようという圧力が日に日に増しているなどとし、日本が持つ交渉カードについては、ベッセント財務長官が同盟国に対し、有事の際にも信頼に足るような揺るぎないサプライチェーンを構築できるようにしてほしいなどと発言していて、中国の脅威に対抗する分野で、日本が持っている製造技術を提供することで、信頼に足る同盟国としてアメリカの再生に貢献していく姿勢を見せられれば交渉が成功に向かうのではないかなどと話した。