アフリカゾウの「リリー」は2018年、新たな環境で繁殖を試みるため、秋田市で飼育されていた別のアフリカゾウ「花子」との交換で、仙台市の八木山動物公園から大森山動物園に移された。交換から6年経ち、繁殖の可能性がなくなってきたことなどから、それぞれのゾウを元の場所に戻すことになり、大森山動物園ではリリーを輸送用の箱に入れ、クレーンでトラックに乗せる作業が行われた。リリーはきょう午後に、八木山動物公園に到着する予定だ。大森山動物園園長補佐・三浦匡哉は、「何事もなく送り出せたことにほっとしている。戻ったらゆっくり体を休めてほしい」などと話した。