大一番を前に最終調整を行う日本代表。勝負飯の一つはおにぎり。姫野選手は2つ手に取っていた。世界ランキング13位の日本は今回対戦するのはランキング12位のサモア。決勝トーナメントに進めるのは上位2チーム。日本は試合前3位につけていた。今回も帝京大学ラグビー部出身のしんやさんが現地からリポート。日本のスポーツバーには約50人が集まっていた。対戦相手サモアの特徴は強じんなフィジカル。今回の戦いでも相手を押し込み、トライを奪うなど力強さを見せている。日本は力負けしないようスクラムマシンでフィジカルを強化した。強みであるスピードにパワーも加わった日本は強敵サモアに挑む。
国歌斉唱を終えたサモアはチームを鼓舞し相手への敬意を込める伝統儀式シヴァタウを披露した。開始直後、日本の反則でサモアのペナルティーキックは失敗。試合が動いたのは前半13分。日本はスクラムからパスをつなぎ、レメキ選手が得意の突破を見せる。ラブスカフニ選手がトライを決めて先制する。キッカーは成功率100％の松田選手。ここでも見事に成功。その10分後、ペナルティーキックでサモアに3点を返される。4点リードで迎えた前半28分、松田がしっかり決めた。勢いにのる日本は前半32分、リーチ選手がトライを決めると、松田選手がキックを成功させる。前半終了2分前、サモアも意地を見せトライを奪う。その後のキックは外れ、17-8日本リードで前半を終えた。後半、倒れた相手からボールを奪う姫野選手の代名詞ジャッカルが成功。さらに姫野選手が今大会初のトライ。松田選手は今大会はじめてキックを外してしまう。日本はディフェンスでもみせた。ペナルティを奪うと、松田選手がきっちりキックを決める。後半23分、松島がトライするも幻に。直前のプレーで反則があり、トライは認められなかった。サモアはコンバージョンキックを決め10点差まで追い上げる。さらに後半38分、サモアがトライ。コンバージョンキックも成功させ6点差。試合終了間際、日本はピンチを招く。最後のワンプレーでサモアにトライとキックを決められると、逆転負けになるが、ボールを外に出し、ノーサイド。負けられない一戦、日本は3トライを決め激戦を制した。