明日からの都市対抗野球予選に16年ぶりに復活した日産自動車野球部が出場する。5月中旬が行われたミーティングでは野球部の田川博之GMから厳しい経営環境について説明が行われた。昨年度の連結最終損益で約6700億円の赤字を計上する日産の野球部はこれまで都市対抗2度制した名門だが、2009年にリーマンショックの影響を受け休部。今年16年ぶりに復活を果たした。復活に向け奔走した古川太さんは2016年、業績が上向いていたことから経営陣に復活を直談判。その理由について「野球関係のつながりが途絶えたことで、販売のパイプがどんどん薄れていっているのではと感じた」と話していた。
古川さんが経営面でのメリットを日産上層部に訴え続けること7年、一昨年に野球部の復活がようやく決まった。監督には休部前に主将を務め「ミスター日産」と呼ばれた伊藤祐樹氏が就任。大卒から入社した新入部員を集め再スタートを切った。多くの強豪チームは野球に専念できる環境が整っているが、日産は部員が練習を終えるとそのまま会社へ出勤。社業と野球の両立させる生活を送っている。都市対抗野球の予選開幕2週間前となった先月、同僚の社員が練習中の部員を激励に訪れた。伊藤監督は「復活の日産の狼煙を上げるじゃないけど、都市対抗予選はいい戦いをしたい」と意気込みを語っていた。
古川さんが経営面でのメリットを日産上層部に訴え続けること7年、一昨年に野球部の復活がようやく決まった。監督には休部前に主将を務め「ミスター日産」と呼ばれた伊藤祐樹氏が就任。大卒から入社した新入部員を集め再スタートを切った。多くの強豪チームは野球に専念できる環境が整っているが、日産は部員が練習を終えるとそのまま会社へ出勤。社業と野球の両立させる生活を送っている。都市対抗野球の予選開幕2週間前となった先月、同僚の社員が練習中の部員を激励に訪れた。伊藤監督は「復活の日産の狼煙を上げるじゃないけど、都市対抗予選はいい戦いをしたい」と意気込みを語っていた。