ローマ・カトリック教会の次の教皇を決める選挙コンクラーベは、日本時間夜11時半からシスティーナ礼拝堂で最初の投票が行われる。多くの枢機卿が自身のSNSなどで信者と交流したり、教義に関する見解を発信している。ネット上では特定候補に不利に働くとみられる情報も相次いで拡散されている。パロリン枢機卿をめぐっては、高血圧で倒れたとする情報がネットで出回り、教皇庁が公式に否定した。フィリピンの信者たちは、マニラ出身のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿の選出に期待を寄せていた。教皇が決まらなければ礼拝堂の煙突から黒い煙が、決まれば白い煙があがることになっている。地元メディアなどで有力とされているイタリア出身のパロリン枢機卿は、ローマ教皇庁のNo.2でフランシスコ教皇の側近だった。タグレ枢機卿が選ばれればアジアからは初めてとなる。