小山アナが万博会場にある球体の水槽を取材。展示を企画した増田さんは、下で魚の養殖をして上で水耕栽培をしているアクアポニックスという食料生産システムだと説明した。システムを支えるのは水の循環で、魚の排泄物がバクテリアのタンクで植物の栄養に分解される。植物が栄養を吸収して水がきれいになる。水が循環することで農薬や化学肥料を使わずに水が少ない場所でも食料を生産することができる。3年前にできた大船渡の施設では、すでにアクアポニックスを使った農場が稼働していた。レタス類を1日1500株出荷しており、将来はキャビアも出荷予定。宇宙での食料生産方法としても注目されており、限られたスペースと少量の水で野菜と動物性たんぱく質が両方生産できるのが魅力。ドジョウとサツマイモが宇宙に適していると考えられている。