EV化の波を受けて自動車部品メーカーが異業種への挑戦を始めている。京都・京田辺市にある売上高およそ2800億円の椿本チエイン。主力製品がエンジンの動きを正確に伝える役割を担っている「タイミングチェーン」。世界シェアは42%でトップだがEVには不要な部品となっている。そこで、生き残りをかけチェーンを使った新たなビジネスに乗り出した。それが「次世代の植物工場」。天井から床までレタスの棚がズラリ。その数16段。種から苗に育つまでは人手が必要だが、そのあとは全自動。出荷まで人の手を介することがないため従来の植物工場に比べ半数程度の人員で生産が可能になった。自動化を支えているのが主力製品のチェーン。種を植えてから42日後、出荷できる状態のレタスが出てきた。EV化が進む中、木村隆利社長は植物工場を新たな事業の柱に育てたいと考えている。
