北海道・苫小牧市はアイスホッケーが盛んなことで知られ、強豪のプロチームもあって野球やサッカーよりも人気のスポーツとも言われてきた。苫小牧では少子化の影響などでアイスホッケーの競技人口が減少し、これに伴って試合に欠かせないレフェリーの確保も課題になっている。こうした中で始まった中学生の選手とレフェリーの二刀流の挑戦を取材した。
苫小牧市で開かれた小学生のアイスホッケーの大会。全国から8チームが参加した。女子日本代表元キャプテン・大澤ちほさんが企画した。競技人口が減少する中、アイスホッケー界を盛り上げたいと開催した。大会の大きな特徴が中学生や高校生がレフェリーを補佐するラインズマンを担うこと。継続して試合を行える環境を整備するのが狙い。こうした中で選手とレフェリーの二刀流に挑んでいるのが中学3年生の兜森蒼磨さん。今年の夏にレフェリーとしてデビューし、中学生がレフェリーに登録されるのは全国初とのこと。兜森さんは幼稚園からアイスホッケーを始め、現在は中学のアイスホッケー部に所属している。そんな兜森さんは地元を本拠地とするアジアリーグ・レッドイーグルスのホーム開幕戦の前座の小学生の試合でレフェリーを務めることになった。序盤はミスが目立ったものの、休憩中にベテランのレフェリーから「自らのスケーティングに自信を持って動く」ようアドバイスを貰うと、徐々に試合をコントロールできるようになった。兜森さんは「レフェリーの経験を活かして、ホッケーを知っている賢いプレーができるよう頑張りたい」などと話した。
苫小牧市で開かれた小学生のアイスホッケーの大会。全国から8チームが参加した。女子日本代表元キャプテン・大澤ちほさんが企画した。競技人口が減少する中、アイスホッケー界を盛り上げたいと開催した。大会の大きな特徴が中学生や高校生がレフェリーを補佐するラインズマンを担うこと。継続して試合を行える環境を整備するのが狙い。こうした中で選手とレフェリーの二刀流に挑んでいるのが中学3年生の兜森蒼磨さん。今年の夏にレフェリーとしてデビューし、中学生がレフェリーに登録されるのは全国初とのこと。兜森さんは幼稚園からアイスホッケーを始め、現在は中学のアイスホッケー部に所属している。そんな兜森さんは地元を本拠地とするアジアリーグ・レッドイーグルスのホーム開幕戦の前座の小学生の試合でレフェリーを務めることになった。序盤はミスが目立ったものの、休憩中にベテランのレフェリーから「自らのスケーティングに自信を持って動く」ようアドバイスを貰うと、徐々に試合をコントロールできるようになった。兜森さんは「レフェリーの経験を活かして、ホッケーを知っている賢いプレーができるよう頑張りたい」などと話した。