悲願の五輪出場に挑む女子日本代表・フォルティウス。鍵を握るのはチームの司令塔でスキップの吉村紗也香(33)。最終予選を勝ち抜く最大の武器は粘り強さ。その粘り強さを身につけるまでは16年もの歳月がかかった。初めての五輪挑戦は高校3年・17歳の時だった。2回目は大学2年の21歳の時。ジュニア日本代表の天才スキップとして注目されていた。五輪に最も近づいたのは4年前の日本代表決定戦。29歳の吉村選手はあと1勝と王手をかけたが、まさかの3連敗で逃す。勝負どころで力を発揮できないメンタルの弱さを痛感した。そして33歳となったいま、五輪出場の最大のチャンスを手にした吉村選手。原動力となったのが4年間磨き続けたメンタルの強さ。そこにはフォルティウスのメンタルコーチ・白井一幸さんの存在があった。あの大谷翔平を日本ハム時代に指導、世界一になったWBC侍ジャパンのヘッドコーチを務めた。白井さんがフォルティウスの選手らに常々言い続けたのが「前後際断。過ぎ去った過去はいくら考えようが何も変わらない。過去は切り捨てるということ」と話す。迎えた9月の日本代表決定戦、その教えは数々の場面で活かされていた。
白井さんの教え1つ目は「感情を抑え込まない」。それを実際に行ったのが代表決定戦の初日。フォルティウスは2連敗スタート。あと1敗すれば再び五輪の道が絶たれることとなる。その夜、吉村選手は「自分が最後決めきれない悔しさで帰りの車で涙が止まらなくなった。その後チームミーティングで感情を出した。涙して悔しさをチームで共有した」と話す。気持ちを切り替えた吉村選手はチームを3連勝に導いた。そしてSC軽井沢クラブとの決定戦、2勝したほうが日本代表となる。先に王手をかけたのはスキップ・上野美優率いるSC軽井沢クラブ。またも崖っぷちに立たされたフォルティウスだったが、下を向く選手はいなかった。2つ目の教えは「優勝した瞬間をイメージ」。王手をかけられた夜、チームみんなで優勝の瞬間をイメージした。翌日、第2戦に勝利し、日本代表まであと1歩と迫った最終戦。同点で迎えた最終10エンド。先攻はSC軽井沢クラブ。スキップ・上野の2投目はハウス中心近くにストーンを置きラストショットを投げるヨシムラ選手にプレッシャーをかける。白井さんの教え3つ目は「緊張感をプラスに捉える」。最後のショットは前日の夜にイメージした通りとなった。見事決めきると、みんなでイメージした優勝の決めポーズをした。ようやく夢へのスタートラインにたった吉村選手はいよいよ五輪出場に挑む。
白井さんの教え1つ目は「感情を抑え込まない」。それを実際に行ったのが代表決定戦の初日。フォルティウスは2連敗スタート。あと1敗すれば再び五輪の道が絶たれることとなる。その夜、吉村選手は「自分が最後決めきれない悔しさで帰りの車で涙が止まらなくなった。その後チームミーティングで感情を出した。涙して悔しさをチームで共有した」と話す。気持ちを切り替えた吉村選手はチームを3連勝に導いた。そしてSC軽井沢クラブとの決定戦、2勝したほうが日本代表となる。先に王手をかけたのはスキップ・上野美優率いるSC軽井沢クラブ。またも崖っぷちに立たされたフォルティウスだったが、下を向く選手はいなかった。2つ目の教えは「優勝した瞬間をイメージ」。王手をかけられた夜、チームみんなで優勝の瞬間をイメージした。翌日、第2戦に勝利し、日本代表まであと1歩と迫った最終戦。同点で迎えた最終10エンド。先攻はSC軽井沢クラブ。スキップ・上野の2投目はハウス中心近くにストーンを置きラストショットを投げるヨシムラ選手にプレッシャーをかける。白井さんの教え3つ目は「緊張感をプラスに捉える」。最後のショットは前日の夜にイメージした通りとなった。見事決めきると、みんなでイメージした優勝の決めポーズをした。ようやく夢へのスタートラインにたった吉村選手はいよいよ五輪出場に挑む。
