メジャー開幕戦の前日に上原が動きを追ったのは2年ぶりの4回目の開幕投手を務めるパドレスのダルビッシュ有選手だった。ダルビッシュが向かったのはマウンドでマウンドから見える景色をチェックしようとしていた。ドジャースとパドレスの開幕第1戦は多彩な変化球を操るダルビッシュ有の今シーズンは152キロのストレートで幕開けとなった。注目は大谷選手とダルビッシュ有の初対決で初球はインコースへのストレートだった。2回ではショートゴロを打ち全力疾走で大谷選手はダブルプレーを阻止。3回では大谷が快音を響かせた直後に盗塁が成功。ダルビッシュ有は連続フォアボールで満塁のピンチだったが空振り三振と無失点で切り抜けた。ダルビッシュは4回もマウンドに立ち犠牲フライで1点失いチームの球数制限もあり登板となった。パドレスは1点リードの6回で1アウトランナー無しの場面で松井裕樹がメジャー初登板。ボールを受けてから15秒以内に投球動作に入らずピッチクロック違反でバッターを歩かせているが高速なバッター2人を抑え無失点だった。8回では大谷が今シーズン初となるタイムリーヒットなどで4点を奪いドジャースが勝利。失点に繋がった3塁手の悪送球について、ダルビッシュ有は「自分もエラーをするので全然気にしてない」などとコメント。大谷への配給は事前に決めていたか聞くと「使う球やコースなどこのカウントではこの球種がメインというのはイメージしていた」などと語っている。変化球が良く決まっていたと質問された松井裕樹は「変化球は自身があるから真っ直ぐをもうちょっと良くしたい」などとコメント。登板していきなりピッチクロック違反だった事については「やっちゃったと思った」などと話している。