日本時間きのう、ナリーグ優勝決定シリーズ第6戦、ドジャース×メッツ戦が行われた。ドジャースが勝てばワールドシリーズ進出となる大事な試合には、元NBA選手マジックジョンソン、名優トムハンクスらが観戦に訪れるなど、スタンドにはセレブの姿が見られた。初回、ドジャースが1点を追う展開となった。大谷翔平選手のヒットを起点に、ドジャースが逆転に成功。この日のドジャースは1発攻勢で点差を広げた。3点リードで迎えた6回ウラ、ランナー1、2塁チャンスの場面で迎えた大谷選手の第4打席、貴重な追加点となるタイムリーヒットを放った。プレーオフ得点圏で9打数6安打、6割6分7厘の勝負強さに、ベンチの山本由伸投手は両手を挙げ喜びの表情を見せた。終盤7回ウラ、7−4、ドジャースリードの場面でメッツ6人目の投手として千賀滉大投手がマウンドに上がった。この回はゼロに抑えたが8回ウラ、2イニング目に突入した千賀投手は大谷選手と対戦。フォアボールで出塁しチャンスを広げた。ドジャースはこの回、ベッツ選手のタイムリーなどでダメ押しとなる3点追加、10−4で最終回を迎えた。ドジャースが4年ぶり、25度目のリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズ進出を決めた。ドジャースが優勝を決めると、ベンチにいた大谷翔平選手は歓喜の輪に加わり、笑顔を見せた。メジャー7年目で初の夢舞台への切符を掴んだ。歓喜の瞬間を妻・真美子さんも、愛犬デコピンと一緒に観戦し見届けた。
表彰式で大谷選手は、自身初のリーグ優勝に笑顔が止まらない様子だった。チームメイトらとおどける姿も見られた。記念撮影終了後、クラブハウスでは大谷選手にとり今季3度目となるシャンパンファイトが行われた。豪快にシャンパンをかけ合ったり、熱い抱擁を交わすなど、喜びを爆発させた。52歳のロバーツ監督に無礼講とばかりに滝のようにシャンパンを浴びせると、ロバーツ監督は大絶叫。さらにインタビューを受けるチームメイト、地元ロサンゼルス人気レポーターの女性にも容赦なくシャンパン攻撃を仕掛けた。大谷選手は仲間からも手荒い祝福を受け、カメラにも顔を寄せるなどおちゃめな姿も披露した。これには地元メディアは「ショウヘイ何やっているんだ」とツッコミ投稿した。シャンパンファイトの後に行われた会見で大谷翔平選手は、帽子や服がシャンパンで濡れている状態のため、落ち着かない様子だった。大谷選手は「ワールドシリーズまでやっと来たなという思い。ここまで苦しい試合も多かったが、全員でつかみ取った素晴らしい試合が多かった。ヤンキースは素晴らしいチーム、強いチームなので、自分たちの野球をしっかりやりたい。きょうは喜んでいいと思う。また切り替え、アウェーはアウェーで盛り上がると思うので、楽しみにしたい。（リーグ優勝のトロフィーを持ったことについて）初めてのトロフィーなので持っていいよという感じになり、いい記念になった。ワールドシリーズのチャンピオントロフィーも掲げられれば最高。自分たちの野球が貫き通せれば、最高の1年になると思う」とコメント。