ことし6月、アメリカに細胞が送られた。アメリカで行われる治験のため。治験の対象はパーキンソン病。脳の神経細胞が減ることで手足が震えたり体が動かなくなったりする難病。根本的な治療法はない。アメリカの患者数は約100万人で日本の約3倍。細胞を送ったのは、日本の大手製薬会社。アメリカで治療が承認されれば、開発コストに見合った売上が見込めるとしている。開発中の治療は、iPS細胞から作った細胞を脳に移植し失われた神経細胞の機能再生を目指すもの。京都大学と共同で行った日本での治験では6人中4人で運動機能の改善がみられた。
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