ロサンゼルスで凶悪事件が発生。繁華街から離れた駐車場で、身元不明の女性遺体が見つかった。身体には複数の刺し傷があった。その後、警察は被害女性の身元を特定。被害者はジョディ・バートメス（27歳）。捜査官は殺害されたジョディの経歴を調査。ジョディの母によると、ジョディは自分を犠牲にして必死に働いていたという。また、ラリー・ジェイミソンという男に騙されたといっていたという。なお、ラリーはレンタルビデオ店を経営していたが、店は潰れていた。
ジョディの遺体遺棄現場の近くで不審な車を発見。車内に血痕があった。また、ラリーが詐欺罪などで服役中であることも判明。ラリーによると、ジョディは危険なグループとつながっていたという。
ジョディ殺害から数日が経った。検視結果によると、ジョディは約10cmのナイフで全身を34カ所刺されていた。死因は全身を刺されたことによる失血死。また、警察はジョディについて調べた。ジョディはカフェや工場の仕事を掛け持ちしており、危険なグループとの繋がりを知る人物はいなかった。なお、ラリーがつかんだ3つの情報は「ジョディをグループに引き入れたマヤ」「アジトに使用している民家がある」「ジョディ殺害をほのめかすメンバーがいる」。捜査官はラリーがつかんだ情報を元に、マヤという人物を見つけ出し、アジトにしている民家を突き止めた。
捜査官はアジトを訪れた。グループのメンバーのトミーは捜査令状がないことを理由に家宅捜索を拒否。捜査官は一旦引き下がるが、礼状を持って再びアジトを訪れ、家宅捜索を行った。結果、捜査官はアジト内の部屋がジョディ殺害現場だと確信。部屋から血痕を見つけるも、当時の血液鑑定の技術では結果はすぐには出なかった。警察はトミーのグループのメンバーを次々と特定し、取り調べで犯人について厳しく追及。しかし、誰一人事件について話さなかった。
捜査官は再びグループのアジトを訪れ、新しいタバコの吸い殻を発見。グループを抜けたと話していたマヤと同じ、独特な穴の空いたタバコの吸い殻だった。警察はマヤを事情聴取した。
事件の真相を紹介。ジョディを刺したのはジョセフ・ギルバート。ギルバートはジョディに好意を抱いて関係を迫ったが、断られると逆上して滅多刺しにした。ギルバートはマヤとトミーに遺体遺棄をするよう命令し、2人は車を盗んで遺体発見現場まで運んだ。警察はギルバートの居場所を割り出して逮捕。所持品から凶器のナイフが見つかったことで、ギルバートは犯行を自供した。