戦時経済を支える存在として、国民からの支持が高いロシアのミシュスチン首相。去年3月、モスクワで中露首脳会談が行われた。この会談に先立ち、中国・習近平国家主席はミシュスチン首相と個別に会談を行っていた。会談で習主席は、両国間の貿易拡大への意欲を表明。ミシュスチン首相は中露の結びつきについて強調した。ミシュスチン首相はこのあと5月、さらに12月にも中国を訪問。去年だけで習主席と3回も会談を行い、これはプーチン大統領とより多かった。東京大学大学院・阿古智子教授は「習近平政権が非常に重視していると言われているのがミシュスチン首相。ロシアは国際的にも多くの制裁を受けて、経済的に厳しい状況の中で、この首相が非常に力を発揮して経済成長を果たしているところもあり、習近平国家主席が非常に注目している人物だと思う」と説明。ロシア大統領府の内部情報を発信する「SVR将軍」は「中国はロシア指導部に対し、ミシュスチン首相を続投させるように強く要請した」と発言した。もしこれが本当ならば、プーチン政権の人事に中国が介入していることになる。