2019年4月26日、ノルウェーの漁師から地元の漁港でシロイルカが網に絡まっていると連絡があった。胴体にハーネスが付いていて、ハーネスにはカメラを固定する部品がついていた。留め具にはロシア第二の都市サンクトペテルブルクの名が書かれていた。謎めいたシロイルカが出現したというニュースは世中に広がった。ロシアでは旧ソ連時代、イルカを軍事目的で調教していた。さらに、ロシアでは多くのシロイルカを集めて調教する海上施設があったという噂も。ロシア政府はこの件に関して否定も肯定もしていない。シロイルカがノルウェーの漁港で見かけられるようになると、その人懐っこさが噂となり人気者になり名付けコンテストまで開催され「ヴァルデミール」と名付けられた。フランス人生物学者のファブリス・シュネラーはイルカの言葉を調べるために調査を開始。ヴァルデミールはファブリスが持っているカメラを持って泳いだ。しかし、ヴァルデミールは全然しゃべらない。