今年のノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことについてロシア外務省・ザハロワ報道官は16日「ノーベル平和賞の選考委員会は西側に占拠されたも同然で自分たちの政治的な目的のため利用している」と述べた。そして「米国は“ノーベル賞を通じ核兵器の使用に警告を発する”という偽のイデオロギーを世界に広めている」と述べ「核の威嚇を続けるロシアへのメッセージとの見方は容認できない」と指摘した。その上で「われわれは原爆の投下当初から“これは犯罪である”と言い続けてきた。しかし現在ではまるでロシアに責任があるかのようにぬれぎぬを着せられている」と主張し原爆を投下した米国への批判に終始した。