リビウの国立歴史公文書館では120万点に及ぶ歴史資料がある。この公文書館で重要な役割を果たしているのが徳島から送られた阿波和紙。この和紙を使い職員が連日古文書の修復にあたっている。そのきっかけとなったのがロシアの軍事侵攻。以前はロシアから紙の原料を輸入してきたが侵攻後輸入はストップした。たどり着いたのが徳島の阿波和紙であった。阿波和紙を生産するのが吉野川市。依頼を受けた阿波和紙工場長の中島さんは売上が落ち込む中でも阿波和紙の伝統を守り続けてきた。そうした中飛び込んできたのがウクライナからの依頼であった。注文はウクライナの公文書館で1年分の作業に必要な8500枚。260万円の費用を徳島県と分担し無償提供した。ウクライナの公文書館では阿波和紙を使用することで修復作業が大幅に短縮されている。修復の肝となるのは液体のりを塗って紙を貼る工程。水に強く形が崩れないため2人で行っていた作業が1人でできるようになった。
和紙工場と公文書館スタッフがオンラインで会談した。資料を守り続けることへの思いについてオレシア館長は「東部にいる同僚を支援するため公文書の受け入れも検討しています」などと話した。中島さんは阿波和紙で作った折り鶴を紹介した。会談後中島さんは「もうほんとに頑張っている強さっていうのが感じられて今回お話できてよかったです」などと話した。
和紙工場と公文書館スタッフがオンラインで会談した。資料を守り続けることへの思いについてオレシア館長は「東部にいる同僚を支援するため公文書の受け入れも検討しています」などと話した。中島さんは阿波和紙で作った折り鶴を紹介した。会談後中島さんは「もうほんとに頑張っている強さっていうのが感じられて今回お話できてよかったです」などと話した。