アメリカのトランプ政権による政府組織のコストカットが、医療分野にも広がっている。医療や公衆衛生を担当する厚生省は、27日、「8万2000人の常勤職員のうち、1万人を削減する」と発表した。これまでに約1万人が自主退職していて、合わせて2万人(約25%)が減って、6万2000人の体制に縮小するという。これにより、年間18億ドル(約2700億円)のコストカットになるとしている。また、28あった省内の部門を15に再編し、ケネディ厚生長官が掲げる「アメリカを再び健康に」との政策を実現するための「アメリカ健康局」新設するとしている。アメリカメディアは、公衆衛生の維持と教科のために必要な資金と人材が足りなくなるとの懸念を報じている。アメリカのトランプ大統領は、「ステファニク下院議員を国連大使に指名する人事案を取り下げる」と表明した。連邦議会下院では、共和党が多数派を占めているが、議席数はわずかな差(共和党218、民主党213)となっていて、「最大の盟友の一人として、議会に残るよう要請した」としている。