アメリカのトランプ政権による政府組織のコストカットが医療分野にも広がっている。医療や公衆衛生を担当する厚生省は27日、「8万2000人の常勤職員のうち1万人を削減する」と発表した。これまでに約1万人が自主退職していて合わせて2万人が減って6万2000人の体制に縮小するという。これにより年間18億ドルのコストカットになるとしている。また、28あった省内の部門を15に再編し、ケネディ厚生長官が掲げる「アメリカを再び健康に」との政策を実現するための「アメリカ健康局」新設するとしている。アメリカメディアは公衆衛生の維持と教科のために必要な資金と人材が足りなくなるとの懸念を報じている。アメリカのトランプ大統領は「ステファニク下院議員を国連大使に指名する人事案を取り下げる」と表明した。連邦議会下院では共和党が多数派を占めているが、議席数はわずかな差となっていて「最大の盟友の一人として議会に残るよう要請した」としている。