折り紙の質感や光の透け具合までリアルに再現された、3分ほどのCGアニメーション作品「Origami」がアカデミー賞の主催団体が選ぶ学生アカデミー賞に輝いた。制作したのは、金森慧さん。日本の学校の出身者として初めてとされる快挙。映画「バックトゥザフューチャー」の監督らも過去に受賞した、学生版のオスカーとして知られ、金森さんは、アニメーション部門で銀賞に選ばれた。この春、東京のデジタルハリウッド大学を卒業し、映像作家として活動。映画のCGに興味を持ち、高校時代から独学で制作を開始した。作品は、来年のアカデミー賞の選考対象になる。「自分にしかできないこと、人がやったことがないことをやりたい思いで表現に挑戦した」とコメント。折り紙とCGは数学的に立体を捉える感覚が似ているという。海外で活動する準備を進めているとのこと。