1996年、アトランタオリンピックのマイアミの奇跡。サッカー日本代表が絶対王者・ブラジルを撃破した史上最大の番狂わせに日本中が熱狂した。伝説の試合を振り返るため28年ぶりに当時のサムライブルーが集結。本人たちも28年ぶりに見るマイアミの奇跡。アトランタオリンピックのマイアミの奇跡をもう一度、見直してみた。日本は28年ぶりのオリンピック出場で初戦の相手が世界最強ブラジル。ブラジルを相手に防戦一方かと予想されていたが、攻撃陣が躍動。立ち上がりはブラジルを相手に互角の戦いを見せていた。ブラジルのフリーキックとなり、悪魔の左足といわれるロベルト・カルロスが蹴るも止める。そして再びロベルト・カルロスのキックも止める。前半29分、ブラジルを相手にいまだ決定機を与えていない日本。守護神・川口能活選手のナイスセーブで最大のピンチを凌ぐと0-0で前半終了。後半開始早々、ブラジルは日本に牙を剥く、ブラジルの猛攻が続く。西野家督がブラジル唯一の穴と伝えていたのはGKとDFの連携。実は前半から幾度となくディフェンスの裏へのパスを狙っていた。そして後半27分、ついにその時が。