ペルー大統領選挙は日曜日に決戦投票が行われたものの大接戦となり、現在も結果は出ていない。決戦投票では一昨年亡くなったフジモリ元大統領の長女で右派のケイコ・フジモリ氏と左派で元通商観光相のロベルト・サンチェス氏が争っている。開票率95%の段階での得票率はサンチェス氏が50.1%で、ケイコ氏が49.9%となっている。全ての作業が終わるのは来月になるとの報道もある。ペルーでは汚職疑惑などによる大統領の交代が相次いでいて、過去10年で8人が大統領となるなど政治的混乱が続いている。こうした中今回行われた大統領選挙では治安対策や経済格差への対応などが焦点となっていて、ケイコ氏は父親のようなリーダーシップで政治的混乱の収束と治安対策強化などを進めると訴えていて、サンチェス氏は格差是正とフジモリ政権下で不当な利益が生み出されたと訴えて批判票の取り込みを狙っている。ペルーではフジモリ元大統領の功績が大きく、支持する人がいる一方で在任中の強権的な姿勢について批判的な人もいる。今回両候補ともフジモリ元大統領に言及していて、フジモリ元大統領への支持・不支持という側面も出ている。
